MFCをVisual Studioで始めるための環境構築 (2019対応)

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どーも!某 (@7254bou)です!

ここではMicosoft Foundation Class (MFC)をVisual Studioではじめるための環境構築について解説します。

MFCをVisual Studioで使う方法は2種類あります。

  1. 自分で「空のプロジェクト」からMFCを設定する
  2. MFCのテンプレートを利用する

MFCのテンプレートを使うと色んなものが入ってきてしまうので、ひとまずMFCを勉強したいという人は1の「空のプロジェクトからMFCを設定する」方法でやってみましょう。

すぐに本格的なアプリを作りたい場合は「MFCのテンプレートを利用する」方法がオススメです。

また、MFCを使うにはVisual Studioが必要です。

MFCが必要な人は基本的に持っているとは思いますが、持ってない方は個人なら無料でVisual Studio Communityをダウンロードできるので下記リンクから入手しましょう。

「空のプロジェクト」からMFCを設定する

まずはVisual Studioを起動しましょう。起動したら下記の通り設定します。

プロジェクトの作成とツールのインストール

ダイアログが出てきたら、右下の「新しいプロジェクトの作成」を押します。

Image from Gyazo

続いて、新しいプロジェクトの作成画面から「空のプロジェクト」を選択します。

Image from Gyazo

「空のプロジェクト」が作成できたら、上部タブの「ツール」 >> 「ツールと機能を取得(T)...」を選択してください。

Image from Gyazo

変更ダイアログが出てくるので、「C++によるデスクトップ開発」にチェックし、インストールの詳細から「 最新のv142ビルドツール用C++MFC (x86...」にチェックを入れてください。

Image from Gyazo

これでMFCに必要なツールが準備できました。続いてプロジェクトの設定をしていきます。

プロジェクトにMFCの設定をする

上部タブの「プロジェクト」 >> 「[プロジェクト名]のプロパティ(E)...」を選択してください。

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プロパティページの構成プロパティから「詳細」 >> 「MFCの使用」 >> 「共有DLLでMFCを使う」を選択してください。

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続いて構成プロパティから「リンカー」 >> 「システム」 >> 「サブシステム」 >> 「Windows(/SUBSYSTEM:WINDOWS)」を選択

Image from Gyazo

これで空のプロジェクトからMFCが使えるようになります!

テンプレートを使用する

上に書いた方法は、あくまで空のプロジェクトや設定されていないプロジェクトでMFCを導入する方法ですが、Visual Studioでは元々MFCで楽にアプリが作れるようにテンプレートを用意してくれています。

まずはVisual Studioを起動してプロジェクトを作成しましょう。

ダイアログが出てきたら、右下の「新しいプロジェクトの作成」を押します。

Image from Gyazo

検索バーから「MFC」と入力し、「MFCアプリ」を選択してください。

Image from Gyazo

これでテンプレートの中身を種々選んで、MFCアプリを作成できます。

テンプレートの使い方について、詳しくはまたの機会に解説します!